追い込みと頭の痛い問題

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5月の本家けもケットへ向けて原稿を進行中。週6日ぐらいで原稿を進めてようやく本文が完成しそうなところまできた。計画では祝日の21日までに本文完成、3月いっぱいには表紙と裏表紙が完成して4月の頭に入稿といった予定を組んでいる。そして脱稿したらまた次のネタ作り…そう、休みはないのである。

こう長期的に取り組んでいると当然やりたくない日も出てくるわけで、そういうときはたいてい疲れてやる気がないパターン。それは仕方ないにしても実は別の問題がある。

たいていは「ゲームやってて原稿が落ちる」「遊んでたので夏休みの宿題よろしく泣く泣くやってる」という作家が多いけど、自分の場合はそうではなくむしろ「原稿やってないでゲームをしろ」という逆転現象が起きていると思った。
どういうことかというと「ゲーム(=SV)をやらないとネタ出しが全くできない」という状態に陥っているのである。とにかく原稿を進める、ノルマ達成したら絵を描くという日を繰り返していたがためにゲームをする余裕がなくなってしまったのだ。筆が早い人や要領が良い人なら早く描いて遊ぶ時間を捻出できるが、私の場合原稿と絵でほぼ精一杯。つくづく能力の低さを痛感して気分が落ちてしまう。そして気力が落ちて絵を描く時間が無くなり遊べなくなる、しまいには原稿のノルマの作業量を達成できなくなる・インプットが出来なくなりますます能力が落ちるという悪循環がはじまりかけている。
他人の何十倍・何百倍も労力をかけているのに、得られる対価は何百分の一、ひどいときにはゼロという最悪の結果ばかりで正直ここ最近数か月は筆を折りそうになっている。しかしここでやめてしまうと本当に何も残らなくなってしまうのでそれだけは絶対に避けようと何とかして持ちこたえるようあれこれ試行錯誤している…が、これといった特効薬はない。

「やっても得られる量は少ないけどやらないとゼロどころかマイナスだらけになるぞ」と、もう一人の自分が脅してきている。そんな思いはいつまで続くのだろうか。脅迫に屈してしまうのか、それともその「自分」を倒すことが出来るのか。自分でもわからないから当然他人がわかるはずもない。