続・モノクロの難しさ


モノクロ原稿のハナシの続き。
久々にマンガを描こうとするために思い出しながら、かつ下準備として作った練習用の原稿。画風は今と似たり寄ったり(若干バランスが崩れてるけど)線画の引き方やトーンの貼り方、ここでは見えてないけど下書きやネームの切り方が今とかなり違う。
アップのまよなかルガルガンを見ると分かりやすいと思うけど、陰影を無理やりトーンで表現しようとしているために貼ってる枚数が多い。3枚で済むところを5枚貼ってる上に影が細かすぎて結果手間がかかっていた。
このときはカラーの描き方をそのままモノクロに落とし込んだので、表現方法までそのままだったのが主な原因。他にもホワイトが若干しつこいと、今見ているだけでも感じている。

なお今の原稿の画風は先日の雑記に載せたテールナーが近いので、そちらをぜひ参考にして欲しい。

問題を踏まえて本番の原稿作りでは手順を変えることにした。書き込みが多いか少ないかは人の好みや画風にもよるけど、私はシンプルに近いほうが見やすいと思った。その路線で行くために過去に買った同人誌(いかんせん人間じゃないキャラなので商業誌を参考にすることが出来ない)を見直してみたり、あれこれ考えたりしながら原稿を作りを始めた。そんでもって先月半ばに完成。プロットを含めてだいたい3~4ヶ月ぐらいかな。
作画のチカラを上げたというのもあったけど、結果としてはかなり省力化してかつ見やすくなったと思う。あとは印刷した実物を見てよいところ・悪いところを判断していきたい。