安定からの模索

2020年11月制作。一時的にやっていた太線の画風。

SV発売直前ぐらいから仕事が忙しくなり始めて、年末年始が○にそうな状態で激務に近く身体の痛みに耐えながらだったのでまあ絵を描くだけでもいっぱいいっぱい。月に描く枚数も5~7割ぐらいにまで減ったか。
例年ならこのあとしばらくは落ち着きそうなので、そこで原稿をやりつつもまた引き続き作品制作をしていきたい。

去年の9月ぐらいから描き方を定めてある程度安定期に入っているけど、ここへ来て作品のレパートリーを増やす手段が欲しいと思っている。大まかには2点。

  • 不定形・別ジャンルを積極的に描く
    →ギャラリーを見ると分かるかもしれないけど、描いているキャラが四足や二足などの形態のポケモンが非常に多い。あまり趣味でない練習の優先順位がなかなか上がらないので手を出せないというのが大まかな理由。しかしゼロではないので、じゃあ何でやらないのかと言うと「今の描き方では応用が全く効かない」というのが大きい。骨格や素体を描くやり方で書き進めていることや、その関連でパーツがどう動くのかがわからないというのが一番の問題。これに関してはシルエットで捉えるやり方も身につけないといけないと思うので今後少しずつ進めていきたい。あとは何か強烈に好きになるきっかけがあればねぇ…
    別ジャンルについても似たような理由で、ポケモン以外にキャラ要素があるゲームをやってないというさらに大きな問題もある。とはいえジャンルで得手不得手があるので、こればかりは気にしないほうが良いのかもしれない。
  • 複数の画風を持つ
    →画風がバラバラだと「自分のイメージが薄くなる」として否定する人もいるけど、見る側の人はどうやらわかるらしく(描く人以上に目が肥えている?)画風を変えても見分けがつくらしい。それならば複数持ってたほうがトクなのでは?という理論になる。
    今の絵柄が厚塗り水彩系に近い(完全な厚塗りではない)ので、逆にアニメ塗りやアメコミ調のような力強さやインパクトで勝負したいと思っている。その考えでおととし~去年の頭ぐらいまで一時的に画像のような画風にしたことがあった。しかし結局繊細さに欠けるということで止めてしまったいきさつがある。
    この絵柄は線が太い・ベタッとしているので工夫しないと大雑把で下手というように見えてしまう。しかもメリハリがハッキリしているとごまかしが効かないので描く側としても実は難しい。あまり需要も供給も多いとは言えないけど、グッズが量産化しやすい、描く人が少ないので上手くいけば武器にもなり得るというメリットも秘めている。

この絵を描いたときはものの構造や形の取り方がうまくいってないがために狂いが多かった。それから2年以上経って色々身につけ作品を作り上げてきた。今のその知識や技術を用いて再び挑戦する価値はある。創作意欲をどんどん上げて取り込んでいきたい。いつ出来上がるかはわからないけど、近いうちに(新春けもケットが終わったぐらいから)早速研究に取り掛かりたい。